サステナビリティニュース

ホンダモビリティ近畿「産官学」連携プロジェクト「途中経過 発表」

2026/05/16

2026年5月15日(金)

 

神戸学院大学で行われた経営学部の辻ゼミ(3年次生)による神戸市の社会課題解決に向けた提案の途中経過発表に

参加しました。

 

本取組は企業と大学が連携し、地域の課題解決につながる実践的なアイデアを創出することを目的としています。

 

当日は当社社員が関わった学生チーム3グループが、それぞれ地域の交通や防災に関する検討内容を発表しました。

主な提案は以下の通りです。

 

第1グループ:「神戸の南北移動の改善」

問題:

ウォーターフロントや南北方向の移動が不便で、バス本数の不足やイベント時の混雑が課題となっています。特に

免許を返納した高齢者の移動手段の制約が目立ち、東西方向の整備が進む一方で南北方向は後回しになっている点が

指摘されました。

検討案:

自動運転車両の導入を提案。技術面・制度面の課題は残るものの、小田原市などでの実証実験を参考に検討を進める価値がある。

今後の方針:

まずは学生を対象に需要調査(アンケート)を行い、導入に向けたニーズと課題を把握することを提案しました。

 

第2グループ:「路上駐車による安全・効率問題への対策」

問題:

路上駐車が自転車レーンや歩道をふさぎ、自転車・歩行者の事故リスクを高めるとともに、配送車の停車が困難になって

います。ネット通販の拡大により配送車の一時駐車ニーズが増えている点も問題視されました。

検討案:

・AIナビゲーションでドライバーにリアルタイムの安全な停車場所を案内し、リスクを回避する仕組みの導入。

・時間帯やエリアに応じて規制を柔軟に変える「動的制度設計」の導入。

・Hondaが保有する走行データを活用し、危険箇所をヒートマップで可視化して行政や住民の理解を得る。

期待効果:

効率的な規制運用が可能となり、配送事業者の効率・安全性向上や住民にとって安全なまちづくりにつながるとまとめられました。

 

第3グループ:「EVを活用した防災対策」

問題:

地震などの災害時に人工島が孤立したり停電が広がったりすると被災が拡大する恐れがあります。特に、停電時に電源を

確保できる施設が不足しているため、非常用電源の整備が必要です。

検討案:

・EVを防災車両として位置付け、防災用品を常備するとともに、被災時に家庭や信号機等へ電力を供給します。HC兵庫の

 30店舗に1台ずつ防災EVを配置する案などが示されました。

・ポータブル電源の設置増加や、カーナビで被害の少ない避難ルートを表示する機能の導入。

・自力で移動できない方の輸送(迎えに行く避難)を可能にするため、乗降性や車種バリエーションの拡充を進めEV普及を

 図る。

今後の見通し:

都市部への充電インフラ偏在や集合住宅での導入の難しさ、航続距離の問題は残るものの、補助金等で導入コストが

下がっており、今後の普及に期待が寄せられました。

 

今回の発表では、学生ならではの発想と地域課題に対する具体的な視点が多数示され、当社としても多くの示唆を得ることができました。今後も大学や地域と連携し、実現可能なソリューションの検討・実証を支援してまいります。

 

※写真は撮影・掲載の許可を得て掲載しています。

 

発表前の様子

 

第1グループの発表

 

第2グループの発表

 

第3グループの発表