クルマやバイクなど、乗り物に触れることが大好きな子供だったんです。そして高校生の頃に、「クルマを修理するためにはクルマだけを直してはダメで、乗り手の心も修理してあげなければ」という本田宗一郎さんの有名な言葉を知り、深い感銘を受けました。それからはもうHondaの整備士という夢に向かって一直線。就職先を選ぶ際、どんな環境に身を置けばより高いレベルを目指せるかを考えたときに、本田技研工業100%出資で地元では最も規模が大きいホンダモビリティ近畿なら、あらゆる面で自分を磨いていけると思いました。
実際に入社して感じるのは、とても良い仲間に恵まれていることです。特に先輩たちはいつも気にかけてくれて、私が新しい仕事に挑戦することをためらってしまった際には背中を押してくれました。今は本当に良い環境で仕事ができていると実感する毎日です。

入社して数年経ちますが、点検や一般整備など日々の業務を遂行する中で、技術が上がっていることを確認できます。また、それ以上に成長を感じるのが、相手のことを考える力です。お客様はもちろん、スタッフ同士やお取引先の方々など、様々な方と接する機会がありますが、相手は今どうしてほしいのか、何を求めているのかを常に考え、そのための最善を尽くすように心掛けています。その結果として「ありがとう」と言っていただいたときは本当にうれしいですし、もっと頑張ろうというモチベーションにもなります。
このような経験を通じて改めて感じるのが、先ほどの本田宗一郎さんの言葉です。技術だけでは、お客様に喜んでもらうことはできません。大切なのは、やはりハートの部分。それを肝に銘じて今以上に頑張り、いつかは会社全体のサービス品質向上にかかわるような大きな存在になりたいと思っています。